28/07/2026
【大切な皆様へ】
かねてより病気と闘っておりました夫が
2026年7月27日、静かに旅立ちました。
突然のお知らせとなりましたことをお許しください。
夫は、誰よりも子どもたちを愛し、
そして誰よりもお店を愛した人でした。
「毎日でも食べられるような
身体に優しくて、ほっとする一杯を作りたい」
それが夫の信念であり
厨房に立つ目的のすべてでした。
スープの出汁ひとつ
麺の茹で加減ひとつにも妥協せず
一杯のどんぶりに
すべての情熱を注ぎ込んでいました。
お客さまが最後の一滴までスープを飲み干し
「ごちそうさま、美味しかったよ」
と笑顔を返してくださる瞬間が
夫にとって何よりの生きがいでした。
お店にいらっしゃる皆さまと過ごした時間は、夫の人生の輝かしい宝物です。
病状が進んでからも
夫の店への想いが途切れることはありませんでした。
旅立つ前々日まで
愛する厨房に立ち
私たちのために仕込みを手伝ってくれました。
最期まで職人であり続け
店を、そしてお客さまを想い続けた、
本当に格好いい夫でした。
私生活では、
サッカーを愛し、音楽を愛し、
ディズニーの世界に心を躍らせ、
旅先では少年のような笑顔を見せてくれる人でした。
「いつかやりたい。」
そんな夢をいくつも口にしていましたが、
その多くを一つひとつ叶え、
ほんの少しだけ未来に残して、
人生を精一杯生き抜いて旅立ちました。
お店を通して出会ってくださった皆さま
応援してくださった皆さま
支えてくださった皆さまのおかげで
夫の人生は本当に豊かなものになりました。
皆さまの「美味しい」の声が
病床の夫をどれほど励まし
最期まで前を向く力となってくれたか
計り知れません。
夫が見せてくれたたくさんの笑顔と優しさ
そして皆さまからいただいた温かさは
私たち家族のこれからを照らす光です。
生前に賜りましたご厚情に
心より感謝申し上げます。
お店は、夫が命を懸けて守り、
遺してくれた大切な場所です。
夫の技術と、一杯のラーメンに込めた
「毎日でも食べられるような
身体に優しくて、ほっとする一杯を作りたい」
という想いをしっかりと引き継ぎ、
8月3日(月)より営業を再開いたします。
これから寂しさを抱えながらの日々になりますが、
夫が愛したこの場所で、
皆さまを温かくお迎えできるよう
一歩ずつ前を向いて歩んでまいります。
これまで夫を愛し、お店を愛し、
支えてくださったすべての皆さまへ、
心から感謝申し上げます。
「ありがとうございました」
photo by めぐる寫眞室