14/07/2026
Ciao a tutti!
「何故そんなにイタリアが好きになったんですか?」とお客様からの思いがけないご質問。
これはもう簡単で、クルマからなんです。と言ってもフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーではなくて、フィアットやランチャなんかの大衆車、最初に乗ったのはあのルパン3世の古い「フィアット500」、フルレストアされたその一台はエンジンはブンブン回るしどこを走っても街中サーキット、帰りは決まってレッカー車だったのでいつも片道燃料で好燃費、というそれはそれは楽しいクルマだったのですが、ただ一点雨の日に乗るとフロントガラスの下から雨滴がどんどん流れ落ちて気付くと足元に水たまりが…。これはあかん、と専門店に持ち込むと「あー、これね、とりあえずコーキングしとくけど、イタリアではこれくらいは雨漏りって言わへんからね」
次に乗ったのがこれまた小型車の「フィアットリトモ」。イタリア語でリズムを意味する名前を持つこのクルマもその名の通りよく走る楽しいクルマだったのですがこれまた一点、常にクルマの下にはオイルがポタポタと流れ落ちます。走る前にはオイルの補充が必須、これも一度正規ディーラーに持ち込むと「一応見てみますけど止まらないと思いますよ、イタリアではこれくらいオイル漏れとは言いませんからね」
さて、結婚して初めて乗ったクルマがかのジウジアーロデザインの名車「フィアットパンダ」。曲線の無い小さな箱のようなこのクルマはもう最高!どんなに気分の冴えない日でも薄いドアをパタンっと閉めて走り出せばご機嫌になれる不思議なクルマでおまけに天井には前後にサンルーフ、全開にすれば会話も聞こえずクルマなのかバイクなのか分からなくなる風との一体感、今だに楽しさでは歴代ナンバーワンをキープし続けています。
ところがこのサンルーフ、雨の日に乗ると傘と同じ音、おまけに風まで強くなるとサンルーフが浮いて雨がザンザンと降り込んできてクルマに乗りながら車内で傘を広げたことも数知れず、クルマで出掛けたのにレンタカーを借りる羽目になったり、とエピソードにも思い出にも事欠かない一台でした。一応これもディーラーの方に相談してみましたが「イタリアではこんなの普通ですからね」もちろんこの頃にはユニゾンでこのセリフも言えるようになっていました。
どうもイタリアという国はとんでもなくユルい国なのではないか、とそこからです、デザインと歴史的な街並みとパスタくらいのうっすらとした知識しかなかった「イタリア」という国を猛烈に深く知りたくなってきたのは。もちろん今でも深く解っているわけではありませんが、猛烈に好きな街、好きな料理、好きな人達が暮らしている確かにやっぱりユルい国。全てに寛容で臨機応変で良い加減で肩書きや能書きではなくひたすら個人が問われる国。うーん、やっぱりシンプルに大好きですね。
そんなイタリアに関わる仕事を続けていられることに改めて感謝しながら今週も心を込めてピッツァを焼きたいと思います。皆様のお越しをお待ちしております!
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