19/05/2026
学生時代、何気なく手に取った一冊の小説。
それがアニメになり、舞台になり、気づけば自分の青春の片隅に、ずっと居座り続ける作品になっていた。
以来、私は半ば執念深く、あるいは阿呆のように、森見登美彦の物語を追いかけ続けている。
あの、少しひねくれていて、それでいて愛おしい世界。
時は流れ、私も大人になり、美術の仕事をするようになった。
その現場で出会ったのがヒロシエリだった。
そして今回、そのヒロシエリが、まさか四畳半神話大系のキャストとして名を連ねることになるとは。
あの頃、畳の上で頁をめくっていた学生時代の自分に、この巡り合わせを話したところで、おそらく容易には信じまい。
人生とは、ときおり妙なところで円環を描く。