03/05/2026
2026年5月2日(土)~7月29日(水)の会期で、「高橋希和 花あかり」展を開催します。
https://nanawata.com/gallerydetail/takahashikiwa/
植物画の歴史といえば、紀元前までさかのぼると言われるボタニカル・アートを思い浮かべます。自然科学の視点から植物の形状や特徴を正確に記録し、植物学の発展に大きく貢献している絵画です。
一方、20世紀のアメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフのように、花を大画面いっぱいに拡大して抽象画のように描く現代アート作品もあります。
高橋希和さんの作品は、後者の系譜と言えるでしょう。日本画の画材で描いているため、画肌のきめ細やかさや、ほのかなかがやきも魅力です。子どもの頃から虫になった夢を見ることが多く、虫の視点で花を見る、という姿勢を大切にされているそうです。実物よりはるかに大きなイメージで現れる花の像は、私たちを非日常的な世界へ誘います。
以下は作家ステートメントより。
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花がすきです。生まれた環境、おかれた環境で、静かに、一途にその生を全うする花は、しなやかで逞しく、生きることの本質を教えてくれているような気がしています。
生きることは時につらく、心もからだも壊れてしまいそうになることがあります。けれどそんなとき花に接すると、花の中に吸い込まれるような感覚とともに、不思議と安心感を覚え、抱え込んでいた負のエネルギーがすっと消えていくように感じる瞬間があります。私が花を描き続けているのは、描くことを通じてその花に包まれているような心持ちになれるからかもしれません。
出会った花一輪一輪の個性を大切に、その花の息吹を感じられるような絵を描きたいと願いながら制作しています。
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新緑や花の美しい季節、描かれた花の表現の魅力を、ぜひお楽しみください。