21/06/2026
一昨年くらいから様々なイベントにお声がけいただき可能な範囲で参加させていただいております。とても有難いことです。
先日、下北沢で行われたBarista leagueというコンペティションを主体としたイベントでコーヒーを淹れる機会をいただきました。
事前準備の段階で当日会場に持ち込めるもの/持ち込めないものの制限があると連絡があり、持ち込めないものの中には宣伝をおもとした例えば横断幕のようなもの、廃棄されるようなチラシは持ち込めない。とあり、その一方で持ち込めるものの中には什器類の他に植物、とありました。
普段はしないことですが、この日はブースに花を飾ることにしました。
イベントでコーヒーを売る、という短期的な場においてスペース的にも情報としても優先順位の低い行為です。
下北沢へ向かう道中、会場の目の前にお花屋さんがあることをスタッフひでくんが調べてくれ、素敵なお店に出会える幸運にも恵まれました。
コーヒー屋にとって、ともすればギラギラとした短期決戦の場において直接コーヒーのテイストにも、売り上げにも、勝ち負けにも関わらないことかもしれないですが、心の在り方として、バリスタ/経営者として、そこに目を向けられたことに小さなことですが始まる前から少し成長できたような気がしていました。
僕たちがコーヒーを飲んでもらいたい理由は売名や見栄のためでも、縄張り争いでもないんじゃないかなとおもいます。誰かが誰かのためのほんのひと時を作り出せたら、その瞬間にあらゆるプロセスが集約され存在が報われるのではと。
僕たちがお花屋さんでどれにしようかと悩んでいる際、2人のお客様が店内に入ってこられました。
ドアに目を向けた僕は彼らと目が合い、まるでその場の緊張を解きほぐすかのようにそっと笑みを返してくれました。その後僕たちのお会計が終わるまで花を静かに見渡しながら自分達の番を待っていました。
後で知ったことですが、
彼らは大会の出場者であり、バリスタでした。
あのあと緊張高まる大会に出場し見事優勝したことを知り、
心の在り方の答え合わせをひとつさせてもらえたような気持ちになりました。